ミオビエント豊崎
価格:3,950万円
前回雨の話を書いたと思ったら、梅雨明けが高らかに宣言されて本格的な夏に既に突入しまくっている沖縄より、ブレオスタッフゥーのまえしろがお送りします。
さて、少しだけ前の話になりますが、6月21日に沖縄島南部の漁師の街・糸満で「糸満ハーレー」という伝統行事が開催されました。
この行事は沖縄の言葉で「ユッカヌヒー(“四日の日”という意味)」と呼ばれる旧暦の5月4日に毎年行われるもので、だいぶ端折って言えば大漁や航行安全を願ってワイワイするお祭りです。
ハーリーは「サバニ」という琉球の時代から使われている船に乗り込んで、漕ぎまくって競漕するという行事。
一説によると、約600年前に中国から伝わったものだとされています。ちなみに糸満では「ハーレー」と言いますが、地域で呼び方がビミョーに変わりまして、「ハーリー」の方が一般的ですね。
沖縄では「ハーレーの鉦(かね)が鳴ると梅雨が明ける」と言われていて、県内各地でこの行事が行われると、「あー、夏きちゃった」って感じます。
この言葉通り、糸満ハーレー当日はガンガンに晴れていました。
おまけに湿度も高くてめちゃくちゃに暑くて、1時間ちょっとくらい会場をうろついて写真撮ってただけでとんでもなく日焼けしました(そしてその後食った冷やし中華が昇天するくらい美味かった)。
コロナ禍で延期が重なって4年ぶりの開催ということもあって、ものすごい人出でしたね。糸満の人全員来てたんじゃないか、というくらいに。冗談抜きで。
競漕の会場となる糸満漁港の港湾の周りには、隙間なくテントが並び建っていて、地元の人たちがバーベキューしてビールを飲みながらハーリーを眺めています。超沖縄バイブスです。
会場にはもちろん観光客らしき人の姿も見かけますが、圧倒的に地元の人が多い印象。
地域の子どもたちもたくさんいて、海に飛び込んだり、屋台で買い食いしてお祭りを楽しんでる様子がなんとも微笑ましかったですねー。
ハーリーだとGWに開催される「那覇ハーリー」が割とメジャーで、観光客の方々も多いですけれど、沖縄の地元のバイブスを味わいたければ、糸満の方が圧倒的にオススメです。
観光客向けの配慮も込みで設計されているイベントももちろん良いんですが、一方で地元の人たちが本気で楽しんで盛り上がってる様子を見たり、その雰囲気を味わうのもまた一興なんじゃないかとわたしなんかは思うので、それを味わってほしい。
糸満ハーレーは昔の糸満地域にあった3つの集落同士で競う「御願バーレー」で幕を開け、青年団、中学生、など集落同士での競漕がメインかつガチの勝負。
応援もそれぞれの集落の人たちがめちゃくちゃ本気でやっていて、超盛り上がります。
その合間に行われている「職域ハーレー」は、地域の企業や団体などが出場してほのぼのとしたレースを繰り広げています。
ちょっと…というか、かなり変わった催しとして「アヒル取り競争」やハーリーをわざと転覆させることも勝負に組み込まれている「クンヌカセー」という競漕もありましたが、いずれも時間帯が合わずに見られませんでした……。
ということで、気になる人は是非来年にでも現場に足を運んで、その目で確かめていただければと思います。
人で溢れかえっているので、交通手段の確認や駐車場の場所確認は必須です。あと、死ぬほど暑いので、日焼け・熱中症対策もくれぐれもお忘れなく!
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